【ホリスティック】“ 癌 “と歩み“ がん “が教えてくれたこと。命の宣告 – はじまり –

はじめに
この項ではエネルギーの事、生きて在る事そして15年間ガンと過ごした日々を通し経験できたことや治療・後遺症、その後のヨガインストラクターとしての学びと体験、今なお学び続けている事などを少しづつ綴っていこうと思います。誰にでもなり得る常に注目される「癌」。私も多くの癌患者の中の1人にすぎません。はるかに重症な方々もいます。15歳ガンになり、30歳ガンが消えました。そしてイマ、生きています。だからこそ命と共に、この身を生している経験と選択を綴ってみようと決意しました。イマを生きるということの中から氣づきや学びをシェアしていけたら幸いだと思います。
シンプルなひとつなる深い健やかさへ By Asaki Doi
“ がん “が教えてくれたこと【 命の宣告 – はじまり – 】
そもそも” がん “とはどうやってできるのか?その仕組みと実体験をもとにした情報です。- 癌という存在。当時、中学生を終えようとしていた15歳。顔の真ん中に9cmの腫瘍と出会い、その名は「上咽頭癌」。悪性腫瘍ステージ4。余命半年。その後、卵巣に転移。ここではこの「上咽頭腫瘍・上咽頭癌」「卵巣腫瘍・卵巣がん」についても綴ります。
癌はどうやってできるのか?
- “ がん “ってどうやってできるの?
- ステージってなんだろう?
- ここで出くる「上咽頭腫瘍・上咽頭癌」「卵巣腫瘍・卵巣がん」はどんな癌?
“ がん “ってどうやってできるの?
わたちたちの身体は細胞の大集結でできています。常にわたしたちの状態に合わせ細胞を生成したりバランスをとったりしています。その毎日、細胞が必要に応じて働いている中で正常な細胞に約2~10個程にエラーのような現象が起こり細胞が増殖します。その増殖が歯止めの効かない状態になりやがて大きな腫瘍になります。これらの細胞の異変はすぐに悪性の” がん “として現れるのではなく良性腫瘍 ➡︎ 悪性腫瘍へのプロセスでだんだんと進行していきます。

ステージってなんだろう?
“ がん “の進行の状態に、ステージがあり症状も異なります。基本的にはステージ0~4までの段階に分類されます。ステージ0~3は、がんが上皮細胞内にとどまっている状態で、発生した臓器の粘膜内に在りリンパ節には転移していない状態です。0~1ではがんの種類により手術で腫瘍を取り除くことが可能です。内視鏡手術で対応できる可能性も充分あります。ステージ3は、他の組織にも広がりリンパ節への転移が見られる状態です。がんの種類やリンパ節への転移状態によってはステージ2となることもあれば、5年生存率の確率に変動が出はじめるため生存率が50%下回り10%代という事もあります。ステージ4は、他の臓器への転移が確認された状態。原発巣(最初に発生した部位)を超えて離れたところに転移(遠隔転移)している状態です。最後に、末期がんとは治療方法がほとんどない又は、これ以上の治療の継続ができないことを医師から伝えられた状態です。

ここで出てくる「上咽頭癌」「卵巣腫瘍・卵巣がん」とはどんな “ がん “?
「上咽頭腫瘍・上咽頭癌」
頭頸部がんの1つで鼻腔周辺に発生する悪性腫瘍。状態によっては上咽頭腫瘍で良性の時に治療もできます。高齢の方や男性に発症しやすいと言われており、症状として、鼻・耳・脳神経の症状や頸部のリンパの腫れ・しこりとして現れやすいそうです。鼻づまり/ 鼻血 / 耳の不調 / 目の不調 など。一例として、わたしが発症した際も耳がこもり激痛が多く“ がん “が発見されるまでは中耳炎と診断もありました。年齢も15歳ということもあり初めは他の可能性の疑いは全くありませんでした。ですが、何度も起こる異常な激痛はだんだんと違和感になっていき、癌が発見された時も9cmある腫瘍の大きさのため脳を支えるお皿のような骨である頭蓋底が圧迫されている状態でした。
「卵巣腫瘍・卵巣がん」
子宮本部にある卵巣に発生する悪性腫瘍。しかし、卵巣に発生する腫瘍は良性・悪性とその中間の境界悪性というものがあり卵巣がんとは限らないです。症状としてお腹の張りや痛み、食欲低下、だるさ、トイレが頻繁になるなどがあります。一例として、わたしが発症した際も急な下腹部の激痛が起こりました。また、子宮本部に発生するがんは” 子宮体がん “、子宮頸部に発生するがんは” 子宮頸がん “になります。

” がん “は、多くの種類・様々な症状があります。その中には、ほぼ類例のない症例もあります。発見への道もまた十人十色。一つ確実なのは、どんなに些細であっても必ず心身はサインを送っていること。まるで” がん “とは繋がっていないように感じても、必ず異変を知らせ続けています。氣のせいに感じても「からだの声を聞く。」これは癌ということに限らず生きるということでとても大切だと切実に感じています。朝起きてまず何を感じたのか。それはとても大切な心身の本当の声。自分の体が今どのような状態なのかに氣づいて生きることは人生を歩む道創りでもあると感じます。
次回は、がん治療と自然療法について。